誰かにかはわからない。見たことがない人物に私は案内されていた。
わかることはその人物が私の仲間ということくらいだった。
どうやら彼らは私にここでとある光景を見せたかったらしい。
それは影のように真っ暗な谷間。巨大な2つの物体が向かい合いながら円転をしている。その物体はあまりに全体像を知ることはできない。
しかし、問題はその真っ黒な影ではない。影の周りに吹き出る紅い陽炎、モヤ(靄)のようなものだ。
そのはモヤは両方の黒い物体の周りを覆うように揺らいでいるように見える。おそらく黒い物体が、モヤを出しているのだろう。
その円転を繰り返す黒い物体が最も接近しているところでは左右のモヤが合わさり、不気味なほど鮮やかに燃え上がっているように見える。
私がその光景を不思議な気持ちで眺めていると、私のそばにいた仲間の一人が言った。
「この光景(モヤが強くなっている)を見れる人は少ない。危険な状態なんだ……」
その美しく、不気味に見える光景は、何かの知らせらしい。そして、その光景に気が付かない人が多くいて、多くの人が気がつく必要があるらしい。
それが何を意味するのか? 私には理解できなかったが……。
anima
この夢日記は創作物ではなく、管理者が実際に見た夢を書き起こしているわ。
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