いつも通り部屋の明かりをおとして寝床に入った。昼間暑かったせいか、体の深部に熱気が残っているような感じがする。
エアコンを強めに設定しておいたが、それでも寝苦しい。
電気を消して、横になってから気がついた。先程荷物を整理するために開けた押し入れが閉まりきっていなかった。
その押入れから不穏な気配を感じる。
……いや、これは錯覚だ。何かあるわけがない。ただ、気になることは確かだ。私は押入れを閉めに行こうかと思ったが体が思うように動かず断念する。根拠のない恐怖心がそれをあと押しした。
寝苦しいと感じているにも関わらず私はタオルケットを頭から被った。
目をつぶっているのに暗闇を感じる。私の体はますます動きを失っていく。息苦しい感じがする。できれば胸の上に置いた手をどけたいと思ったがそれもできそうもない。
ただ呼吸はできる。目も開こうと思えば開くことができそうだ。耳も聞こえている。身動きが取れない状態で耳をジッと澄ませていた……。
anima
この夢日記は創作物ではなく、管理者が実際に見た夢を書き起こしているわ。
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