第四話

夢物語

【連載】夢見町の案内人 ― 白藤の残夢 ―第四話 白藤写真館

朝の机の上に、昨夜拾った写真片が置かれていた。夢の中のものは、目が覚めればたいてい輪郭を失う。なのに、それは薄い朝の光の中でちゃんと紙の重さを持っていて、かえって現実のほうが少し頼りなく思えた。文花は指先でその縁をなぞった。古い写真独特の、...