夜なかなか眠れない、眠りが浅い、寝てもすぐに起きてしまう……いや、そもそも 睡眠時間は充分とっているはずだけど、何だかスッキリしないし、起きた時に身体に疲れが残りがち……。
そんな悩みを抱えている人は意外と多く、20代〜60代の全国男女6000人を調査して68.7%もいるそうです。
武田薬品工業の「ライフスタイルと睡眠に関する意識調査」によると、睡眠に何らかの問題を抱えている日本人が68.7%に上ることがわかった。これは20~60代の全国男女計6000人を対象に、今年2月に実施した調査で、「夜中に目が覚める」や「熟睡感が得られない」、「日中眠くて仕方がない」といった問題のいずれかに当てはまる人の割合である。
東洋経済ONLINEより
睡眠は身体や脳、心を休めるために大変重要なもの。
現代で生きる私達は昼夜を問わず仕事やストレスに晒され、脳を刺激するパソコンやスマホのようなものに囲まれています。
そのため、生活リズムが不規則になったり、神経の緊張状態がうまく緩むことなく、良質な睡眠が妨げられてしまうのでしょう。
良質な睡眠のためにできること
もし睡眠がうまく取れず、疲れがとれていない状態が続いたとすれば、それはあなたの仕事や趣味、生活におけるパフォーマンスを低下させてしまいます。
効率が落ち、判断力が落ち、ミスが多くなり、いいアイディアも出てこなくなるかもしれません。
長期的に見れば、健康も害してしまうことになるでしょう。
もちろん、精神的に疲労が蓄積してポジティブな気持ちを保つのが難しくなるはずです。(熟睡出来た時の爽快感のある朝を思い浮かべてみてください。眠れていない時とでは、全然気持ちが違うでしょう?)
では、よく眠るためには何をしたら良いのか?
睡眠の質を向上させるためにはどうしたら良いのか?
枕を変える? 高級なマットレスや上質な羽毛布団を購入する?
ヒーリングミュージック? それとも薬……?
ちょっと待ってください。そんな風にお金をかける前にもっと簡単な方法を試してみませんか?
その方法はお金もかからないし、すぐに実践できますし、身体への負担もありません。
荷物にもならないし、どこにでも使用することができる上、使い慣れれば効果は抜群です。
具体的な方法
寝ている時に、すっかり緊張が解けて、身体の力が抜けて眠りについている人は意外に少ないように思います。
なので、眠る前にストレッチや体操などを行って筋肉をほぐしてから眠るという人もいるでしょう。
しかし、それだけでなく、もっと積極的に身体を緩めていくことを考えてみてはどうでしょうか?
そのために使うのはあなたの心の力・イメージ力です。
まず寝る体勢になったならば(あなたにとってもっとも寝やすい体勢になってください。仰向けでも、うつ伏せでも、横向きでも、ぬいぐるみを抱いた状態でも構いません)
そしたら、ゆっくりと呼吸をしながら自分の身体がどんどん柔らかくなっていくのをイメージします。
身体が柔らかい中国雑技団のような人をイメージするのではなく、スライムのような柔らかさです。あなたの身体がトロリと重力にまかせて寝床に広がっていくイメージをしてください。
「いや、背骨や肩の骨が寝床に触れているし、柔らかくならないんだけど?」
と思う方もいるかもしれません。確かに、自分の身体の硬い部分の感覚がイメージの邪魔になってしまうことがあります。
そんな時は、ひとまず触れている部分や骨格などの柔らかくなりにくいとイメージされるものを残して、他のところをスライムにしてください。
このようにイメージをすると、イメージ力のある人であれば、徐々に身体の力が抜けていくのを感じることができるはずです。
また、身体の中でうまく柔らかくなるイメージができる部分とそうではない部分が出てくるはずです。
足やお腹は背中の一部は柔らかくなったけど、首(特に頭との付け根)や肩などは柔らかくなりにくいのではないでしょうか?
もしそのように硬い部分がわかるようになったなら、そこが柔らかくなるようによりイメージをしてください。
徐々に効果が出てきます。
そして柔らかくなっていったら、あなたの身体はもう眠りの準備が出来ています。
そのまま眠ることができるはずです。
次の日、睡眠の質の違いを比べてみてください。あなたのイメージ力を実感できるはずです。
イメージ力は強化される
このイメージする力による身体の変化は、あなたのイメージ力に応じて変わります。
日々行うことで、今よりもさらにイメージしやすくなり、身体もそれに応じやすくなっていくのを感じることができるでしょう。
もしスライムのようなものが自分にはイメージしにくいと思えたのあれば、あなたがイメージしやすいものに変えて試してみてください。
心が与える力の大きさを実感できるはずです。
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