自然のある所に行くだけで精神的に安定する?

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自然
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山や川、海と言った自然に囲まれた場所に行くと癒やされる……?

社会人だけでなく、大学生や子供に至るまで強いストレスに晒される現代では、どうようにすればストレスを解消したり、軽減させることができるのかが大きな問題であると言ってもよいでしょう。


近年、ストレスに関する研究が進む中「自然と触れ合うことが精神問題の解消に役立つ」という研究も多くされるようになりました。


そして新たに「1日10分ほど自然と触れ合うだけでも精神状態が改善される可能性がある」との研究結果が報告されました。


anima
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1日にたったの10分でストレス緩和になるなんて、自然の威力ってスゴいのね。

でも、実際にはその10分すら取るのが難しいのが現代人ってことなのかしら?



研究成果

1週間に3回ほど、それぞれ20~30分を自然との触れ合うことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量を効果的に減らせることが判明。


別の研究では、1週間に120分ほど自然と触れ合うことで、健康状態がよくなったと感じられ、幸福感が増すことがわかりました。



自然と触れ合うことでストレスが軽減され、精神的な健康状態を改善維持できるのであれば、みんな週末はキャンプに行くといいかもしれませんね(私はキャンプ苦手ですけど……)。


これって若い人にも有効な手段?

休みになると自然のある場所に出かけたり、植物を愛でたり、花が咲いたのを喜んで写真を取ったりって、なんだか急に老け込んだ感じがする……なんて思った人はいませんか?


若者はどちらかと言えば、ゲームをしたり、ライブに行ったり、仲間と集まって飲み会をして馬鹿騒ぎをしたりする(自然全く関係ない)方がストレス解消になる気がします。


実際、この研究は社会人を対象に行われたものですが、大学生や若い人も自然に触れ合うことでストレスは軽減されるのか? ということに疑問を持った研究者もいたようです。

そこでコーネル大学やメリーランド大学の研究チームは、日本やアメリカ、スウェーデンに住む男子大学生を対象に、都市環境と自然環境の間で精神的な健康状態の変化を比較する14の研究に着目し、自然との触れ合いがもたらす精神への影響を分析しました。

これらの研究における「自然環境」は必ずしも自然保護区や森林だけではなく、都市部の公園や大学キャンパス内の自然なども含まれています。



つまり、ごく身近な自然も「自然環境」に含まれているということです。


分析対象となった研究に参加した大学生は合計706人、年齢層は15歳~30歳。

その結果、1日のうちわずか10分~20分ほど自然の多い場所で座ったり歩いたりしただけで、心拍数や血圧の改善、コルチゾールの低下、気分の向上、不安の軽減といった効果が得られることがわかったそうです。


この結果は、自然との触れ合いを10分だけ日常生活の中に取り入れることで、大学生が精神的な健康を得られる可能性を示唆しています。


anima
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男子大学生だけを対象としている実験というのが少し引っかかりはするけど、それでも自然に触れることでストレスが改善するっていうのは確かみたいね。

都会に住んでいたり、整備された街中や現代機器に囲まれているとどうしても自然とは距離を置いてしまうもの。

でも、人間も元々は自然の中で生きる動物である以上、自然にやすらぎを感じるには当然のことなのかもね。


心の健康を守るために、たまにはキャンプしたり、釣りをしたり、自然と関わる時間を設けてもいいかもしれないわ。


あなたはこれで何を思ったかしら? あなたの考えるきっかけになったら嬉しいわ。

Minimum Time Dose in Nature to Positively Impact the Mental Health of College-Aged Students, and How to Measure It: A Scoping Review

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2019.02942/full

Student mental health: 10 minutes a day in nature could reduce stress and anxiety – expert explains

https://theconversation.com/student-mental-health-10-minutes-a-day-in-nature-could-reduce-stress-and-anxiety-expert-explains-132633

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