快眠と食べ物の関係とは?睡眠に良い食べ物・悪い食べ物・栄養素

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ミステリー

「夜に何を食べるか眠りやすさは関係がある?」 
「お酒を飲めば寝付きがいい?」
「寝る前のホットミルクがいいて聞いたことある」
 などなど、今回は食事と睡眠に注目していきたい思います。
 よりより睡眠と取るために、どんな食事をしたら良いのでしょう?
 
 とはいえ、今回は“睡眠に効く魔法の食べ物”を探すことではなく、睡眠を邪魔しにくい食べ方と、眠りを支えやすい栄養素を知ることがテーマです。

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まず知っておきたい|睡眠と食事は「双方向」でつながっている

 睡眠と食事の関係は、一方通行ではありません。
 たとえば、夜遅い食事や甘いもの、刺激の強い飲み物は睡眠を乱しやすくなりますが、逆に睡眠不足が続くと、食欲の乱れや食事内容の偏りも起こりやすくなります。

 つまり、食べ方が眠りに影響し、眠りの乱れがまた食べ方に影響する、そんな循環が起こりやすいのです。

 だからこそ「最近眠れないな」と感じたときは、寝具やスマホ時間だけでなく、夕食の内容や時間まで振り返ってみる必要があります。

快眠に関係する主な栄養素

トリプトファン

 トリプトファンは、セロトニンやメラトニンの材料になるアミノ酸です。
 睡眠そのものを誘発するというより、眠気のリズムを支える土台に関わる栄養素として注目されています。
 研究では、トリプトファンが脳に届きやすい条件づくりが、快適な睡眠リズムをつくる可能性があると考えられています。

メラトニン

 メラトニンは、体内時計と深く関わるホルモンです。
 夜になると分泌が高まり、自然な眠気を促します。食品ではナッツ類やキウイなどに多く含まれています。とはいえ、食品中のメラトニンだけですべてが決まるわけではなく、光の浴び方や生活リズムと一緒に考えることが大切です。

マグネシウム

 マグネシウムは、神経や筋肉の働きに関わるミネラルで、睡眠との関連も研究されています。
 サプリメントによる改善効果は一部で示唆されているものの、現時点では根拠はまだ弱め。
 ただ、マグネシウムを含む食事パターン自体は健康的な食事と重なりやすく、食品から無理なく摂る考え方は取り入れやすいです。
 代表的な食品源は、緑の葉物野菜、豆類、ナッツ、種、全粒穀物などです。

ビタミンD・オメガ3脂肪酸

 脂ののった魚に多いビタミンDやオメガ3脂肪酸も、睡眠との関係も注目されています。
 研究では、脂ののった魚の摂取と睡眠効率の良い関連が示されており、これはビタミンDの状態とも関係している可能性もあります。
 ビタミンDの代表的な食品は、サーモン、マグロ、サバ、マスなどの魚が挙げられます。

食物繊維・糖質・脂質

 快眠との関係で意外と重要なのが、特定のサプリより食事全体のバランスです。
 研究では、食物繊維が多い食事は深い睡眠と関連しやすく、反対に砂糖や飽和脂肪酸が多い食事は中途覚醒や浅い眠りと関係しやすいことが示されています。

 つまり、睡眠のための食事は「何を足すか」だけでなく、「何を摂りすぎないか」も大切です。

睡眠に良い食べ物

1.キウイ
 キウイは、睡眠に良い食べ物として研究されている果物です。
 就寝1時間前にキウイを2個、4週間続けた研究で、総睡眠時間や睡眠効率の改善が報告されています。

2.タルトチェリー
 タルトチェリー、特にジュースは、快眠系の話題でよく登場します。研究では、朝晩にタルトチェリージュースを飲むことで、不眠の重症度や中途覚醒の改善がみられた報告があります。
 メラトニンや抗炎症作用との関係が考えられていますが、これも“絶対に効く”というより、補助として期待できるかもしれないくらいで考えるちよいかもしれません。

3.乳製品
 ホットミルクのような習慣は、昔からよく知られていますよね。
 研究的にも、乳製品に含まれるトリプトファンや、乳清たんぱくの一種であるα-ラクトアルブミンが睡眠との関係で注目され、睡眠の落ち着きに関係する可能性が示されています。

4.脂ののった魚
 サーモンやサバ、マスのような脂ののった魚は、ビタミンDとオメガ3脂肪酸の面から、睡眠と相性のよい食品として紹介しやすいです。特定の魚だけで劇的に眠れるというより、肉中心の食事を魚に置き換えることで、食事全体の質が整いやすい点も魅力です。

5.食物繊維が多い食事
「睡眠に良い食べ物」というと単品を探しがちですが、実は高繊維の食事全体がかなり大事です。果物、野菜、豆類、全粒穀物の多い食事は、深い睡眠と関連しやすいとされています。
 単品のスーパーフードを足す前に、まずは夕食を“繊維のある普通の食事”に戻すことのほうが、現実的で効果的なことも多いです。

6.地中海食に近い食事
 快眠を目指すなら、食材単位より食事パターンで考えるのがいちばん堅実です。
 野菜、果物、豆類、全粒穀物、オリーブオイル、ナッツ、魚を中心にした地中海食は、多くの研究で睡眠の質の良さと関連しています。
 同時に不眠症状や日中の眠気が少ない傾向も報告されています。

睡眠に悪い食べ物・食べ方【注意したいもの】

1.夜遅いカフェイン
 コーヒー、エナジードリンク、濃いお茶などに含まれるカフェインは、睡眠を妨げる代表格です。特に就寝に近い時間の摂取は、寝つきの悪化や睡眠の質の低下につながりやすいことが知られています。
 カフェインの影響には個人差がありますが、「夜に弱いタイプ」の人は特に意識したいポイントです。

2.寝酒としてのアルコール
 お酒を飲むと眠くなるので、「寝る前の一杯でよく眠れる」と感じる人もいます。
 研究では、アルコールは前半は眠気を促しても、睡眠の後半で中途覚醒を増やし、眠りを浅くしやすいことがわかっています。寝つきの良さと、睡眠の質の良さは別物です。

3.砂糖の多いお菓子や甘い夜食
 精製された糖質や甘いものの摂りすぎは、中途覚醒の増加など、睡眠の質の悪化と関連しています。夜にアイスや菓子パン、甘い飲み物が習慣化している場合は、まずここを見直すだけでも変化が出やすいかもしれません。

4.脂っこい食事・飽和脂肪酸の多い食事
 揚げ物、こってりした肉料理、飽和脂肪酸の多い食事は、深い睡眠を減らし、寝つきを悪くする方向に働く可能性があります。夜遅い時間に重い食事をとると、胃腸が休みにくくなり、眠りまで引きずりやすいです。

5.就寝直前の食事
 食事の時間も大切です。
 最近の研究では、食事の時間が遅い人ほど睡眠の質が低い傾向が報告されています。
 とくに、最後の食事と就寝の間隔が短いと、入眠しづらくなる可能性があります。もちろん個人差はありますが、夜食が必要なときは量を控えめにして、なるべく消化の軽いものを選ぶのが無難です。

睡眠に良い「食べ合わせ」はある?

 ここは少し誤解が多いところですが、研究で語られるのは「このレシピを食べれば眠れる」というより、どんな食事構成がトリプトファンを脳に届けやすいかという考え方です。
 研究では、炭水化物がやや多めで、たんぱく質が控えめな食事構成が、トリプトファンの脳内利用を助ける可能性が示されています。

 また、乳製品に多いα-ラクトアルブミンは、トリプトファンの比率が高い乳たんぱくとして注目されています。
 つまり、「睡眠のための食べ合わせ」を考えるなら、乳製品などのトリプトファンを含む食品に、少量の炭水化物を合わせるという発想は、比較的説明しやすい組み合わせです。

例・実践しやすい形に置き換えるなら、
 
 ホットミルク+小さめのトースト
 ヨーグルト+少量のオートミール


 のように、「重すぎず、甘すぎず、消化を邪魔しにくい軽い組み合わせ」で考えるのがよさそうです。これは特定レシピの臨床試験があるというより、研究で示されている食事構成を日常向けに落とした考え方として捉えるのが正確です。

避けたい食べ合わせ

避けたいのは、

お酒+脂っこい夜食
甘いもの+カフェイン飲料
夜遅い食事+食後すぐの就寝


のような組み合わせです。これらは、睡眠の質を下げやすい要素を重ねやすいパターンです。

 特に「今日は疲れたから」と、深夜にラーメン、スイーツ、アルコールまで重なると、入眠・中途覚醒・翌朝のだるさまで悪循環になりやすいので注意したいところです。

快眠のための夕食の考え方

 快眠のための夕食は、特別な健康食にしなくても大丈夫。
 以下のポイントを意識してみてください。
 
 野菜や豆類などで食物繊維をとること
 魚や乳製品などからたんぱく質をとること
 脂っこすぎず、甘すぎず、遅すぎないこと

 
 この3つを意識するだけでも、かなり整いやすくなります。 Source Source

言い換えると、
「睡眠にいい食べ物を1つ足す」より、
「睡眠を邪魔する食べ方を1つ減らす」

ほうが、実は手応えが出やすいという感じですね。

まとめ|快眠のために食べ物でできること

 快眠のために意識したいのは、単品の“睡眠に効く食べ物”を追いかけすぎないことです。
 研究から見えているのは、キウイ、タルトチェリー、乳製品、脂ののった魚のように期待できる食品はあるものの、より大切なのは、高繊維・低飽和脂肪・低糖質寄りの食事全体と、遅すぎない食事時間だということです。

 夜に向いているのは、「軽め」「甘すぎない」「脂っこすぎない」「遅すぎない」食事。
 そして、もし何かを足すなら、キウイや乳製品のようなやさしい補助役から試してみるのが現実的かもしれませんね。

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