連載 【連載】夢見町の案内人 ― 白藤の残夢 ― 第六話 欠けた夢日記
朝、目を開けたとき、最初に視界へ入ってきたのは、膝の上のノートだった。昨夜、古い箱の底から見つけて、布団に持ち込んだまま眠ってしまったらしい。薄いクリーム色の表紙はすっかり褪せ、角は丸く擦り切れている。端のほうにだけ、白藤の花房に似た淡い模...
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