精神世界コラム

夢物語

【夢物語】さかさまの言葉|彼女と喧嘩する夢

「もう知らない!」彼女の声が、部屋の空気を切り裂いた。約束していた記念日を、僕がうっかり忘れていたことがきっかけだった。売り言葉に買い言葉で、気づけば互いに、言わなくてもいいことまで口にしていた。「そういうところ、本当に無神経だと思う」彼女...
夢物語

【夢物語】ぬりかべ左官|壁の夢

えー、「壁に耳あり障子に目あり」なんてことを申します。どこで誰が聞いているかわからねえから、うかつなことは言うもんじゃない、という戒めでございますが、これがまた、うかつな奴に限ってよく喋る。神田の長屋に、熊五郎という左官がおりまして。壁を塗...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】地震の夢の心理学的意味|由来・背景

大きな地震のあと、しばらくのあいだ夢の中まで揺れていた。そんな経験を語る人は少なくありません。目を覚ますと部屋は静かなのに、体のどこかがまだ揺れを覚えている。心は、現実の揺れが過ぎ去ったあとも、それを夜ごとに確かめ直しているかのようです。場...
夢物語

【夢物語】三時十二分|地震の夢

天井の照明がゆっくりと円を描いていた。拓海は布団の上で体を起こした。床がきしみ、窓ガラスがかたかたと鳴っている。揺れは横から押し寄せ、壁の時計が傾いた。逃げなければ。そう思って玄関へ向かうが、靴がない。暗い廊下を何度往復しても、靴だけが見つ...
精神世界コラム

【夢日記】鎖の張られた駐車場……2026/10/30

夢日記 今日は体調がすぐれず、昼寝をした。そのときに見た夢だ。 私は車を運転して、田舎の坂道を走っていた。山道といってもいいような道だった。 まわりに商店はほとんどない。あたりはもうかなり暗くなっていて、ライトをつけていなければ走れないほど...
精神世界コラム

【夢日記】緋色の大太刀……2026/10/30

夢日記 私は、時代劇の中のような場所にいた。 屋外だったと思う。 私の手もとには、一振りの大きな刀があった。私はそれを預かっていた。もしかしたら、今の持ち主は私だったのかもしれない。 とにかく、普通の刀ではなかった。 槍よりも長く、刃も大き...
夢物語

【夢物語】浜鳴駅まで|誘拐される夢

三日続けて、同じ男にさらわれた。一日目の夢で、真壁は会社の駐車場にいた。夜の十時を過ぎていて、事務所の窓にはまだ明かりがついている。鍵を探してポケットに手を入れたとき、後ろから肩をつかまれた。振り向く間もなく灰色の車の後部座席に押しこまれ、...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】飲酒運転の夢の心理学的意味|由来・背景

ハンドルを握ってしばらく走ってから、自分がお酒を飲んでいたことに気づく。冷や汗をかきながら運転を続け、目を覚まして「夢でよかった」と大きく息をつく。飲酒運転の夢には、そんな独特の後味があります。現実では決してしないと決めていることを、夢の中...
夢物語

【夢物語】金曜日の白いミニバン|飲酒運転の夢

海沿いの県道を、白いミニバンで走っていた。右手に黒い海が広がり、街灯がひとつずつ後ろへ流れていく。運転は嫌いじゃない。いつもの道だ。信号で止まったとき、ふと自分の息が甘いことに気づいた。日本酒の匂いだった。いつ飲んだのか思い出せない。けれど...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】誘拐される夢の心理学的意味|由来・背景

花を摘んでいた娘の足もとで、ふいに大地が裂ける。黒い馬に引かれた車が駆けあがり、娘はそのまま地の底へ連れ去られてしまう。これは、今から二千数百年前のギリシャで語られていた神話の一場面です。誰かに連れ去られ、知らない場所へ運ばれていく。誘拐さ...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】蜂の夢の心理学的意味|由来・背景

小さな体に鋭い針を持ち、それでいて甘い蜜をもたらしてくれる。蜂ほど、人に「怖さ」と「恵み」を同時に感じさせる生き物は少ないかもしれません。夢の中で蜂に出会ったとき、胸に残るのが恐れなのか、どこか温かい気持ちなのか。その揺れの背景を、日本の神...
夢物語

【夢物語】屋上の巣箱に告げる|蜂の夢

夜のオフィスに、律子はひとりで座っていた。蛍光灯は半分消えていて、窓の外には向かいのビルの非常灯だけが緑色に光っている。耳のすぐそばで、低い羽音がした。振り向くと何もいない。けれど音はやまない。キーボードの上を、一匹の蜂が歩いていた。細い脚...
夢物語

【夢物語】虫送りの夜に|気持ち悪い虫の夢

夢の中で、美緒は、畑の真ん中にしゃがみこんでいた。足もとの土が、もぞもぞと動いている。黒い粒のようなものが、次々と這い出してきて、長靴を越え、膝を越え、腕へとのぼってくる。払っても、払っても、虫は減らない。それどころか、払うたびに数が増えて...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】気持ち悪い虫の夢の心理学的意味|由来・背景

気持ち悪い虫の夢が持つ基本的な意味や、虫の種類・場面ごとの読み解き方は、こちらの夢占い記事にまとめています。ここで見つめたいのは、人が虫に感じる「ぞわっ」という感覚と、その感覚との付き合い方です。なぜ人は、小さな虫をこれほど怖がり、気味悪く...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】着物の夢の心理学的意味|由来・背景

着物の夢が持つ基本的な意味や、着る場面ごとの読み解き方は、こちらの夢占い記事にまとめています。ここでは、着物という一枚の布が、なぜ夢の中で「改まった決意」や「受け継がれる想い」を映すと考えられてきたのかを見つめていきます。人がものに宿ると感...
夢物語

【夢物語】すれ違う人の顔|逆走の夢

夢の中で、菜摘は、夜の高速道路を走っていた。前から、まぶしいヘッドライトが、次々と迫ってくる。鳴りやまないクラクション。そこでようやく、自分だけが、逆向きに走っていることに気づいた。出口を探しても、標識はどれも、見たことのない地名ばかりだ。...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】逆走の夢の心理学的意味|由来・背景

逆走の夢が持つ基本的な意味や、逆走の場面ごとの読み解き方は、こちらの夢占い記事にまとめています。この記事で見つめたいのは、「逆向きに進む」という行為そのものに秘められた、もうひとつの顔です。逆走は、ふつうは危険で、避けるべきものとされます。...
夢物語

【夢物語】旅支度の手|棺桶の夢

夢の中で、私は、白い棺桶の中に横たわっていた。ふたは開いていて、四角く切り取られた天井が見える。不思議と、怖くはなかった。木の香りがして、体の下の布がやわらかい。どこか遠くで、母が私の名前を呼んでいる。透子、透子。返事をしようとしたけれど、...
夢物語

【夢物語】袋の外からの手紙|カンガルーの夢

四月十日 母より拓海へブリスベンには、無事に着きましたか。空港で手を振ったあなたの背中が、まだ目に焼きついています。向こうは、いまは秋なのよね。朝晩は冷えるでしょうから、持たせた紺のセーターを、ちゃんと着てください。生水は飲まないこと。夜道...
夢ことほぎ

【夢ことほぎ】川が氾濫する夢の心理学的意味|由来・背景

川が氾濫する夢が持つ基本的な意味については、こちらの夢占い記事で解説しています。この記事では、なぜ「あふれ出す川」が、夢の中で、抑えきれない感情の姿として現れるのかを、気持ちをせき止めようとすることと、気持ちが同じところを巡り続けることの危...