連載 【連載】夢見町の案内人 ― 白藤の残夢 第十話 忘れたことにされた町
朝から、空は薄い灰色だった。昨夜まで鼻の奥に残っていた夏の火の匂いは、今日はもう遠く、かわりに湿った土と、乾ききらない木の匂いが窓の隙間から入ってきていた。文花はしばらく布団の上に座ったまま、指先でノートの表紙をなぞった。白藤の押し模様は、...
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夢見町の案内人
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夢物語
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